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9月4日(日)に神奈川・スカイアリーナ座間で開催される兄・井上尚弥(23=大橋)のWBO世界スーパーフライ級王座V3戦の前座で、世界ランカーを迎え世界前哨戦に望む前東洋太平洋スーパーフライ級王者の井上拓真(20)が28日、兄とともに所属ジムで公開練習を行った。
しっかりと仕上がっている!
現在、WBC4位を筆頭に世界4団体でランクされる井上にとって、対戦相手のWBO世界フライ級15位フローイラン・サルダール(27=比)は25戦23戦(KO14)1敗1分を誇る強豪。井上は「リーチが長く柔軟さを持つ相手」と評価しつつも、「やりづらいとは思わない。世界に向けこんなところでつまずいてはいられない」と意気込み、勝ちに徹しながらもしっかりと世界をアピールしたいと話した。
周囲の評価は絶大
大橋秀行会長も「攻防のバランスが良くなった。以前と比べ別人のよう」と井上の成長に期待を寄せ、この試合が世界へと通じると確信。父でトレーナーの真吾氏も「120ラウンドを超えるスパーリングのなかで課題をひとつずつクリアしてくれた。仕上がりは良い」と目を細めた。
脅威の左アッパー
練習では真吾氏のミットをめがけ、腰が入った左アッパー、ボディを連続で打ち込み感触を確認。その後もシャドーやランニングマシンなどで精力的に汗を流した。
勝って兄に追いつく
難敵を迎えての前哨戦に井上は「この先を見据える意味でも強い相手にこしたことはない」と自信を示し、これまで相手のペースで戦いがちだった点を反省し、「今回は冷静に自分をしっかりとコントロールしたい」と気持ちを引き締めた。