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21日(日)に静岡県・浜松市雄踏総合体育館で開催された「西遠ボクシングアワー33」のメインイベントは60.0kg契約8回戦、日本スーパーフェザー級3位金子大樹(28=横浜光)と同級6位中川祐輔(31=市野)が対戦した。初回から金子が鋭いジャブで試合を組み立てた。
衝撃のKO決着となった
開始から金子がジャブで試合を組み立て、右のオーバーハンドを繰り出しペースを掌握。3ラウンドに右ストレートで腰を沈めさせるが中川も意地を見せワンツー・ボディで懸命に抵抗した。しかし、冷静な試合運びを見せる金子は上下にコンビネーションを決め徐々にダメージを与えると6ラウンド、金子の強烈な右ストレートが顎を捉えると中川は後頭部を打ち付けるダウン。レフェリーはすぐに試合を止めた。
冷静に試合を振り返った
痛烈なKO勝ちで再起3戦目を飾った金子は「もったいないところはあったが、やりたいことはまずますできた」と安堵の表情。「試合中に右で倒したくなって力んでしまった」と頭をかいた。「ただのジャブで終わらせるのではなく、コンビネーションに繋げるジャブを出していかなければならない」と反省の弁を述べた金子は「世界ランキングも欲しいし、日本王座にも興味がある。あとは海外でも試合がしてみたい」と今後の抱負を口にした。
金子は強かったと中川
一方、最後まで勝負を諦めず必死に食らいついた中川は「いくら打っても相手は下がらなかった。上手く誤魔化されてしまった。完敗です」と潔く敗戦を受け入れていた。