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7月23日(日本時間24日)、米国ネバダ州ラスベガス、MGMグランドガーデンで元WBC米大陸ミドル級王者ジョージ・タドニッパ(37=アメリカ)とミドル級10回戦で戦うWBO世界ミドル級3位の村田諒太(30=帝拳)が、都内のジムで練習を公開した。
練習前の会見
練習前に行われた会見で「2戦連続KOできたのでパンチが当たれば倒せるんだと自信になった。実戦を重ねてきて力になってきた」と手応えを口にした村田。米国ラスベガスでのスパーリング合宿では約35ラウンドにわたり様々なパートナーと拳を交えてきたという。浜田剛史帝拳ジム代表は「4団体すべてのランキングに入っているわけですから、いつでも世界タイトルができる状態にいる。あとはファン、マスコミの人たちが村田の世界戦を観たいと思わせるインパクトのある試合できれば」と期待を寄せた。
ルナと3ラウンドのスパー
その後行われたスパーリングではかつて5戦目に対戦した元メキシコミドル級王者のアドリアン・ルナ(26=メキシコ)と激しい打ち合いを展開。相手のパンチをブロックで回避すると、2ラウンドには右ストレートで顔を弾き左ボディでルナの動きを止めた。3ラウンドでは前回の試合でも多用したアッパーを織り交ぜた攻撃で攻勢を続けた。
入念にワンツーをチェック
スパーを終えた村田は「少し熱くなってしまった。これでは試合の時にカウンターをもらってしまう」。「今日は右ストレートのノリが良くなかった。先週は良かったのでこれから修正していきたい」と反省。「世界ランキングも上位にきて(世界戦を)考えられる位置にきているが、一戦一戦組んでもらった試合を勝っていき結果として世界タイトルマッチができればと思う。良くも悪くも焦りはない。ただ、世界戦が決まったら一発で獲るぞという気持ちは強く持っている」。「ボクシングは自分のためにやるものだとずっと思っていたが、ここにきてようやくファンのためにやるものだと意識が芽生えてきた。お客さんに良い試合を見せたい」と抱負を語った。
金メダル獲得から4年