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7月15日(金)「DANGAN163」のメインイベントで3度目の防衛戦に臨む日本フライ級王者の粉川拓也(31=宮田)が前同級王者の村中優(31=F赤羽)と都内の所属ジムで6ラウンドのスパーリングを行った。
18分間、激しく打ち合った
2013年12月のタイトル戦で死闘を繰り広げた村中とのスパーリングは、左を軸に多彩なコンビネーションを仕掛ける村中に対し、粉川はジャブから左ボディをヒット。ラウンド後半には飛び込んでの左フック、右アッパーで襲い掛かった。最後まで続いた両者のハイレベルな攻防にその場にいた関係者は目を奪われた。
休む間もなく反復練習
連日のスパーリングで多少の疲れが残っているという粉川は「こっちのパンチを当てさせない上手さがある。何かしてくるという怖さがあり、やはり強いですね」と村中の強さを認めた上で何かを掴んだようだった。同級8位のベテラン、大嶽正史(37=石橋)の挑戦を受ける安定王者は「相手はすべてを賭けて全力で挑んでくる。こっちも全力で迎え撃ち、王者としての強さを見せたい」と試合の意気込みを口にした。
好調な仕上がりを見せた村中
一方、7月8日(金)に再起2戦目を行う村中は「(粉川選手は)上手いですね。ただ、この時期にこれだけできれば良い方ではないか」と手応えを感じた様子。Sフライ級のリミットまで残り4kgだという村中は「周りの環境が落ち着き、充実した練習を送れて幸せを感じている」と笑顔を見せた。「相手はKO負けをしたことがないと聞いているので中盤以降にストップできれば」と試合の抱負を語った。
新藤寛之
また、この日は前日本ウェルター級王者で現在は日本スーパーウェルター級8位にランクされる新藤寛之(29=宮田)もB級選手の氏原文男(29=F赤羽)と5ラウンドのスパーリングを決行。果敢に突進してくる氏原に対し、ジャブを突きながら時折、強烈な右ボディを決め、前王者の貫禄を見せる形となった。
スパーを終えた新藤は「今日はリードを中心に右のコンビネーションを試した」と冷静にスパーの感想を振り返った。次戦はまだ未定ながらも、2階級制覇を目指す新藤は「(ウェルターでも)落ちないことはないがモチベーションを上げるためにもクラスを上げた。試合が決まっていない今、どれだけ準備できるかが大事」と虎視眈々と2本目のベルトを狙いにいく。
スパーを終えた新藤は「今日はリードを中心に右のコンビネーションを試した」と冷静にスパーの感想を振り返った。次戦はまだ未定ながらも、2階級制覇を目指す新藤は「(ウェルターでも)落ちないことはないがモチベーションを上げるためにもクラスを上げた。試合が決まっていない今、どれだけ準備できるかが大事」と虎視眈々と2本目のベルトを狙いにいく。
決戦は7/15、後楽園ホール!