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[発表会見]2016.6.16

細川貴之「5回で倒す」

 大阪市内の六島ジムで16日、東洋太平洋スーパーウェルター級王者で現在IBF同級3位につける細川貴之(31=六島)が初防衛戦、そして4月に鮮やかなKO勝利でWBC世界ユースミドル級タイトルを奪取した大尊康輝(24=六島)の次戦、さらに、昨年の新人王で日本フライ級14位、東洋太平洋同級8位の坂本真宏(25=六島)の8戦目が揃って発表された。
 試合は7月31日(日)、住吉区民センターで午後4時30分第1試合開始予定。
武市晃輔トレーナー
 枝川孝会長が所用で不在ということで、代役の武市晃輔トレーナーから「7月31日(日)、住吉区民センターで六島ジムの興行が決まったので発表します。メインは東洋太平洋スーパーウェルター級王者の細川(貴之)が同級4位の斎藤幸伸丸(37=輪島)を相手に初防衛戦を行います。セミではノンタイトルになりますが、大尊(康輝)はスーパーミドルで東洋太平洋のランキングを持つナットワト・アランスク(タイ)を相手に8回戦。大尊に関してはこれの次にタイトルが出来るかもしれないのでタイトル前哨戦ですね。そして、昨年新人王の坂本(真宏)は尼崎ジムの諸一宇(33)を相手に戦います」と次戦を発表した。
細川貴之(31)
 初防衛戦を迎える細川は「斎藤選手は(日本チャンピオンの)野中(悠樹)選手とやって判定で負けていますが、僕はそれより良い試合をして5ラウンドまでに倒します」と意気込んだ。「今、色々と言われていたことをできてなくて、会長に怒られていて、今日も来られていないんです。だから今回しっかりチケット500枚以上売って、許してもらいたいです」と会長不在の理由を明かした。
大尊康輝(23)
 続いて大尊は「タイトルの防衛戦にはならなかったですが、相手はスーパーミドルでランキングを持っているアジアでは珍しい大型選手なので、しっかりとした内容で勝ちたいと思います。そして、西田(光)選手に勝ったドゥワイト・リッチー(豪州)に挑戦が出来たら良いと思います。日本人がなめられないようにせんとね(笑)」と年内に東洋太平洋タイトル挑戦を熱望した。
坂本真宏(25)
 最後に、現在大阪市立大学大学院工学部1年生の高学歴ボクサー坂本は「諸(一宇)選手はランカーではないですが、ベテランですし、3戦連続でランカーに挑戦してだんだん良い内容になっているようなのでしっかりとした練習をして内容のある勝ちかたをしたいと思います」と意気込んだ。
遅れて登場、枝川孝会長
 会見の終盤、枝川孝会長が会見に姿を見せると「細川に関しては人間としてやってもらいたいこと、約束していたことができていなかったので勝手にやってもらいます」と愛弟子の人間的な成長を期待し突き放したコメント。「大尊は色々と海外からも話があったがタイミングが合わず、今回はノンタイトルになりましたが、年内に東洋太平洋のタイトルを狙えるようにしたい。坂本は前の試合で東洋太平洋のランキングも上がったし、こちらもタイトルが出来たらしたい」と語った。

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