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WBC世界バンタム級王者、山中慎介(33=帝拳)に対する指名挑戦者決定戦、1位のスリヤン・ソールンビサイ(27=タイ)対2位のアンセルモ・モレノ(30=パナマ)の12回戦は4月30日(日本時間5月1日)、パナマシティで行われ、モレノが3対0の判定勝ちを収めた。
アンセルノ・モレノ
ともに山中の王座に挑んで判定で敗れており、いわば敗者復活戦の意味合いを持つカードだった。3日前に内山高志(ワタナベ)を2回KOで破って戴冠を果たしたWBA世界スーパーフェザー級新王者ジェスレル・コラレス(パナマ)がリングサイドで観戦するなか、試合は2回にハプニングが起こる。ローブローを主張するスリヤンにモレノが追撃してダウンを奪ったのだ。反則打かとも思われたが、ベテランのジェイ・ネイディ・レフェリーはスリヤンからカウントを数えた。同じラウンド内にスリヤンはもう一度倒れたが、今度はスリップと判定された。序盤で圧倒的有利に立ったモレノはその後、持ち味のテクニックでスリヤンの反撃を最小限に抑えた。採点は二者が117対111、もうひとりも116対112でモレノを支持。山中への挑戦切符を手に入れた元WBAのV12王者モレノは41戦35勝(12KO)4敗1分。これが14年3月以来の勝利だった。元WBC世界スーパーフライ級王者のスリヤンは54戦46勝(23KO)7敗1分。14年10月に山中に敗れてからの連勝は9(7KO)で止まった。