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今月27日(水)、東京・大田区総合体育館でインタノン・シッチャモアン(29=タイ)を相手に3度目の防衛戦に挑むWBA世界スーパーフライ級王者の河野公平(35=ワタナベ)が20日に所属ジムで公開練習を行った。王座奪取を含めてタイ人には6戦全勝と抜群の相性の良さをみせる河野は今回はしっかりと倒すとKO宣言が飛び出した。
サウスポーも苦手ではない
全身緑色のウェアで会見に臨んだ河野。「前回の亀田興毅戦で緑色のトランクスを履いて勝利したので縁起が良い。これからも緑色を身に着ける」と笑顔を見せた。亀田戦に勝ったことで街で声をかけられることが増え、あらためて注目される選手に勝つことが大切だと実感した河野。127ラウンドに及ぶスパーリングは昨日で打ち上げて後はコンディション調整に専念するという。ウェイトも今朝の時点で残り1.8kgと順調にきていることを強調した。
映像は毎日見ている
相手のインタノンの印象を「ガチャガチャ前にくるタイプではなく、きれいなボクシングをしてくる。右フックが強そうだが噛み合いそう」とコメント。「右ストレートがカギになると思う。今回は色々秘策を練っている」と自信をみせた。なお、この日発表されたインタノンの戦績は56戦43勝(22KO)11敗2分に訂正された。
右ストレートに力強さをみせた
高橋智明トレーナーとの2ラウンドのマスボクシングでは伸びのある右ストレートをみせたほか、接近戦での左ボディも目についた。その後に行われたミット打ちでも鋭いパンチのれんだを打ち込み、絶好調をアピールした。
仕上がりは良好
コンビを組んで17年目、昨年、エディタウンゼント賞を受賞した高橋トレーナーは「相手はサウスポーのファイターなのでパンチが合わせやすい。調子はかなり良いのでKOで勝てれば」と河野の仕上がりの良さに太鼓判を押した。
防衛戦、初のKO勝利を目指す
河野の調整を見守った渡辺均会長は「今までで一番安心して見ていられる。前回の試合で本番で強いボクサーだと再確認できた。今は頼りになる。足元をすくわれないようしっかりと防衛してほしい」と全面の信頼を置いた。今年で36歳になる河野だが、休養を多めに取るようになり、コンディションも万全。最後はノックアウトで勝つと誓い会見を締めた。