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19日、後楽園ホールで開催された「角海老ボクシング」のセミでは、前日本スーパーバンタム級王者で現在WBC、IBF、WBOにランクされる小國以載(27=角海老宝石)が、IBF同級8位マイク・タワッチャイ(タイ)と124ポンド契約で対戦し、2度のダウンを奪い5回TKO勝ちした。
タフな相手から2度のダウンを奪った
かつて自身が保持していた東洋太平洋王座を奪った和氣慎吾(古口)と昨年6月にIBF挑戦者決定戦を争い、判定までもつれこんだタワッチャイを相当に意識していたと試合後に話した小國は、抜群の距離感から左ボディを軸に攻撃を組み立てた。さらにタワッチャイのパワーファイトを前後のステップとガードで封殺し主導権を握ると、3回と5回に右ストレートのカウンターでダウンを奪い見事快勝。
もうパンチがないとは言わせない
昨年日本王座を返上し、世界挑戦一本にターゲットを絞った小國だけに、「作戦通りにボディから崩せた。綺麗に倒せて気持ちが良かった」と話し、世界ランク上位進出に向け良いアピールができたと喜んだ。