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今月27日(水)、東京・大田区総合体育館で日本単独2位となる12度目の防衛戦に臨むWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(36=ワタナベ)が、19日に所属ジムで練習を公開。疲れがピークに来ているとしながらも、同門のサウスポー、日本同級11位の山元浩嗣との2ラウンドのスパーリングでは、ジャブからの右ストレートボディを次々にヒットさせ、万全の仕上がりを見せた。
3戦連続のサウスポー挑戦者
会見で「身体はいつも通りにしっかりと維持できている。最高の状態にある」と切り出した内山は、インビジブル(見ることができない)の異名を持つ左構えの挑戦者、暫定王者ジャスラエル・コラレス(24=パナマ)に関して「上体が柔らかくディフェンスの上手い印象はあるが、特に対策はない」とコメント。
当てる感覚はこの1年で慣れた
続けて「焦らずにいつも通りジャブをついてジワジワと削っていきたい。チャンスがあればもちろん狙うが、判定でもKOでも全く寄せつけず、隙のない試合をしたい」と自信を示し、内山本来の相手にとってやりずらいボクシングでの完勝を誓った。
この日はスパー2R、ミット5R
具志堅用高氏に並ぶ13度の防衛記録を目前にしたことについては、「超えられれば嬉しいかな」と特に意識はしていない様子だったが、ビッグマッチ実現を目指す上で27日の試合は「勝ち方によって評価が変わる。そこは大事」と認識した。
衰え知らずのフィジカル
内山のパートナーとしてこれまで26ラウンドのスパーリングを行ったという山元は、「内山さんは年齢を重ねたが以前と全く変わらない。詰め方も相変わらず上手いし、パンチを外しての右にはちょっと対応できない。サウスポーの苦手意識は全くないですね」と脅威の36歳に感嘆。この日も軽めのスパーながら2度ばかり効いてしまったともらした。
ベストな状態に仕上げます!
ここまで在位6年、長期政権を築いたことに内山は「普段ストレスなく摂生し、マイペースでやってきたからこそ」と振り返り、体力面の充実を強調していた。