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大阪市内のエディオンアリーナ大阪で17日、日本スーパーフライ級タイトルマッチが開催された。王者の石田匠(24=井岡)は5度目の防衛戦。挑戦者の船井龍一(30=ワタナベ)はこれが2度目のタイトル挑戦。試合は石田の足が船井を翻弄する結果となった。
5度目の防衛に成功
世界に向けて良い内容でステージをあげたい石田と、2度目のタイトル挑戦に燃える船井の激突。序盤は石田の鋭いジャブが決まりペースを握る。船井は2ラウンド以降、プレスを強め石田の右目上をパンチでカットさせると、勢いにのる。一進一退の攻防を演じる両者だが、有効打で勝った石田が途中採点で2者の支持を得る。後半にかけて足を使う石田に翻弄される形となった船井が後手に回る。判定で石田が5度目の防衛を飾った。
次のステージへ
試合後、石田は「思っていたより相手も強くて手こずりました。体幹が強いのかドッシリした感じでパンチもありましたね。2ラウンドに目を切って少し見えない時もありましたけど、良い経験になりました。今日は今日で終わったので、僕は次のステージに行きたいと思います。世界チャンピオンになります」と先を見据えた。
実力がなかったと船井
一方、王者を最後まで苦しめた船井は「チャンピオンはうまかったですね。足を使われて僕のやりたいことはさせてもらえませんでした。今回はコンディションも1番良かったし、調整も1番うまくいったし、過去最高でした。これで負けたんだから僕に実力がまだ無いってことです。判定には納得しています。今後のことは今は考えられないですね」と目に涙をにじませた。
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