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15日、都内のワタナベジムでWBC世界スーパーフライ級王座決定戦に挑む河野公平が、専属の高橋智明トレーナーと2ラウンドの公開スパーリングを行った。
河野は身体を振って右で相手の懐に飛び込むと、左アッパー・フックと上下へ丁寧に打ち分け、後半には得意のラッシュで手数をまとめていた。
河野は身体を振って右で相手の懐に飛び込むと、左アッパー・フックと上下へ丁寧に打ち分け、後半には得意のラッシュで手数をまとめていた。
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高橋トレーナーによると「パンチが流れないで、体重が乗るようになった。腰が落ちてズドンという感じ。気持ちが強くなっている。自信はあると思う。前回の世界戦(名城)と比べても変わっている。周囲への感謝の気持ちがさらに強くなった」とのこと。
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河野の入門以来12年続いた師弟コンビだが、高橋トレーナーは最近になりワタナベジムを辞めようと決心し、奥さんの実家・御殿場に移り住むことを決めた。すでに奥さんと二人の子供は御殿場に移っているが、河野の世界戦が決まったことで単身東京に残り、河野の指導を続けている。
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なんの実績も持たなかった河野がプロで28戦24勝(9KO)4敗の実績を上げたことは、高橋氏の指導によるところが大きい。「世界戦で負けた時も特に言葉は掛けなかった。自分から戻ってくるのを待っていた」と語るように、常に影日向に河野を見守ってきた。
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高校アマでインターハイ2位、大学で全日本3位の好成績を上げた高橋氏だが、大学在学中に病気を患いプロ入りを断念。99年にワタナベジムのトレーナーとして選手の指導を始めた。河野とはその頃からの師弟関係だが、河野とは世界戦まで。その後は家族の待つ御殿場に移り、ボクシングからは離れる。
20日、河野が世界のベルトを取った時、その傍でなにより喜んでいるのは高橋トレーナーだろう。
20日、河野が世界のベルトを取った時、その傍でなにより喜んでいるのは高橋トレーナーだろう。