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[試合後談話]2016.3.13

愛知で新人王対決

 愛知県刈谷市の刈谷市あいおいホールで13日、松田ジムのイベント「スーパーファイト48」が開催された。メインイベントでは昨年の全日本新人王MVPを獲得し日本ランキング入りした市村蓮司(22=RK蒲田)が愛知県に乗り込み、昨年度中日本新人王MVPの水野拓哉(20=松田)と対戦した。試合は壮絶な打ち合いとなり劇的な幕切れを迎えた。
壮絶なKO劇
 昨日の計量で市村は体調不良からリミットを1.6Kgオーバーしたが、水野陣営の了承のもと試合は行われた。序盤からパワーの市村が昨日の体調不良から回復し渾身の右ストレートを振るう。対して、水野はスピードのあるワンツーで応戦する。3ラウンド、水野のヒッティングで市村の左目上をカットさせると勢いを増し左ボディを突き刺す。ボディ攻撃に足の止まった市村に対して攻勢を強める水野が4ラウンド終盤、強烈なワンツーをヒット。市村は力なく膝から崩れダウン。これ以上の試合続行は不可能とみたレフェリーがそのまま試合をストップ。昨年の西部新人王代表決定戦の敗戦から日本ランカーを撃破した水野が戦線に華々しく復帰した。
戦線に復帰した水野
 試合後水野は「市村選手はうまかったです。パンチの距離感も抜群で、カウンターが入りそうで難しかったです。でも、勝てて本当にホッとしています。号泣しちゃいました。昨日の計量で1.6Kgオーバーって聞いた時はちょっとムカッとしましたけど、どうしても試合がしたかったし、結果良かったです。これでランキングにも入れるかもしれませんし、1日1日大事に練習してまた強くなりたいと思います。今日は応援ありがとうございました」と弾ける笑顔をみせた。
左: 松田鉱大マネージャー
 松田ジム松田鉱大マネージャーは「これからも(水野)拓哉には強い相手しかあてませんから、期待してください」と意気込んだ。
加藤功一トレーナー
 水野を担当する加藤功一トレーナーは「作戦通りでした。左ボディを重点的に練習していたし、相手の計量オーバーで心配してましたけど、拓哉は成長したと思います。松田ジムでは久しぶりのランカーになれるかな。よかったです」と喜びを語った。

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