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11日、後楽園ホールで開催された「ダイナマイトパンチ&DANGAN156」のアンダーカードでは、因縁の再戦となる日本同級13位・アクセル住吉(30=関門JAPAN)対柳達也(26=伴流)が行われた。
2度目のダウンシーン
昨年12月に下関で対戦、三者三様の引き分けに終わったダイレクトリターンマッチは、ジャブを差し合う慎重な立ち上がりとなったが2ラウンド、柳がプレスをかけながら右ボディを好打すると、住吉を後退させ主導権を握った。しかし3ラウンド、住吉が左フックを振り抜くと柳は大きくバランスを崩し、右ストレートをフォローしてダウンを演出。立ち上がった柳を冷静に追い詰めダウンを追加し、最後は3度目のダウンを喫した柳を見てレフェリーが試合をストップ。住吉が逆転ノックアウトで再戦にケリをつけた。
今日はラッキーでしたと住吉
勝利が決まった瞬間、歓喜の雄たけびを上げた住吉は控室で「得意の左フックがテンプルに当たったと思う。感触があった」と試合を冷静に分析。「相手の左ボディは今までの人生で一番効いたがなんとか踏ん張った。今日は運も味方したが、やっぱり後楽園ホールで勝つのは嬉しいですね」と聖地での初試合を勝利で飾った住吉は満足げな表情を見せた。震災から一年後の3月11日にプロテストに合格した住吉は「勇気と希望を与えられるボクサーになりたい。下関で応援してくれるみんなにもベルトを見せたい」と昨年4月以来のタイトル再挑戦を目指すと誓った。
良い形ができていただけに…
一方、序盤に試合を優位に進めていた柳は「2ラウンドに良いパンチが入ったので不用意に攻めてしまった。効いてしまった時の対応が良くなかった」と唇を噛んだ。