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昨年11月に米国フロリダで9位ウォルター・カスティーリョ(27=ニカラグア)とIBF世界Sライト級王座次期挑戦者決定戦を争った小原佳太(29=三迫)だが、試合を優勢に進めていたにも関わらず、ジャッジのスコアが115対113でひとりが小原、残る二者は114対114とイーブンをつけ、1-0の引き分けに終わった。海外メディアも疑問を呈す不可解な判定に対し三迫陣営はIBFに抗議し、IBFは両者に再戦を指令。この件について三迫貴志会長は5日、都内で会見を開き現状を報告した。
世界に挑戦することが一番の目標
両陣営はすでに合意直前までこぎつけていたが、先月に入りカスティーリョ陣営が再戦を辞退。これにより、IBFはランキング最高位の小原が挑戦者決定戦を経ずダイレクトに王座に挑戦することを認めた。一連の経緯を説明した三迫会長は、昨年11月に新王座に就いた23戦全勝20KOのエドゥアルド・トロヤノフスキー(35=ロシア)に挑戦する意向で、新王者の初防衛戦後に交渉を開始したいと明かした。ただし、トロヤノフスキーの次戦はまだ発表されておらず、小原にオファーがくれば断る理由はないとした。
ダイレクトでやれるとは夢にも思わなかった
同席した小原は直接の世界挑戦に「これ以上ないほど嬉しい」と喜び、敵地での可能性が高いことについても「前回のフロリダ戦が良い勉強になった。もちろんチャンピオンは前回のカスティーリョより一枚も二枚も格上だと思うが、世界で戦えるという自信はついた。相手国でやる覚悟は出来ている」と決意を示した。
すでに1月から本格的な練習を開始し、三迫会長も「チャンピオンの日程が決まれば米国キャンプにも行かせたい。本人の実力が発揮できるように万全のサポートをしたい」と約束。また、試合間隔が空くようなら日本で世界前哨戦を行うプランも明かしたが、遅くとも年内には挑戦する構えだ。
すでに1月から本格的な練習を開始し、三迫会長も「チャンピオンの日程が決まれば米国キャンプにも行かせたい。本人の実力が発揮できるように万全のサポートをしたい」と約束。また、試合間隔が空くようなら日本で世界前哨戦を行うプランも明かしたが、遅くとも年内には挑戦する構えだ。
すべて懸けて挑む
最後に小原は「ボクシングを始めた頃、プロになった頃はここまで来るとは思っていなかった」と振り返り、「今回はリスクを考えずにアグレッシブにやりたい。世界が目の前に来た以上はすべてを懸ける」と思いを込めた。