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中国の上海にあるオリエンタルスポーツセンターで30日、村田諒太(30=帝拳)の世界前哨戦が行われ、村田はガストン・アレハンドロ・ベガ(アルゼンチン)と対戦した。
アラムPにも好評の試合運びだった
2ラウンド2分23秒。KOで仕留めた村田が試合後に控室に戻った。
世界に一歩前進
「前回の試合内容は我ながら最低で謝罪会見だったけど、今回は違うと思っています」
試合後にそう安堵の表情を見せたのもうなずけるように、今日の村田は何も問題を露呈しなかった。
試合後にそう安堵の表情を見せたのもうなずけるように、今日の村田は何も問題を露呈しなかった。
キッチリ仕留めた村田諒太
初回に右ストレートでベガをキャンバスに沈め、2回にも右を打ち下ろして追加したダウンをすると、レフェリーは試合を続行しようとしなかった。まずは力強いジャブで崩し、そこから右ストレート。それをブロックされても、左のボディブローをめり込ませ、笑顔で相手を威嚇するなど、4年前のロンドン五輪時代も彷彿とさせる村田ならではの試合運びだった。
村田諒太
「自己採点は70点。最初のダウンのあとに焦りましたからあれは反省点です。30点はこれから埋め合わせしていく余白みたいなものです。今日のために戦ってきたわけじゃないですし」。
上海
村田自身がそう気を引き締め直したとおり、これは世界前哨戦だった。控え室では帝拳ジムの本田明彦会長も「スタイルは確立できた。世界戦は今年の末に予定している」と今日の試合を評価している。