試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
大晦日に開催されるWBA世界フライ級タイトルマッチとIBF世界ミニマム級タイトルマッチの調印式と前日計量が30日、大阪市内のホテルモントレーで行われた。調印式が滞りなく終わりグローブチェックに入ったところでWBA世界フライ級タイトルマッチに出場する前チャンピオンのレベコ陣営から試合で使用するグローブの色に関してクレームが入った。40分間の中断に会場は大混乱となった。
大もめのグローブチェック
調印式が終了し、グローブチェックに入ったが、挑戦者のレベコ陣営が青色のグローブを渡された瞬間、陣営のオズワルドプロモーターが「チャンピオンの井岡と一緒の同じ黒のグローブでやらしてほしい」と発言。「黒のグローブの方がリーチが長いのではないか、重さを変えているのではないか」と言いがかりとも取れる発言を連発。井岡一法会長兼プロモーターが「WBAのスーパーバイザー(立会人)レンソ・バグナリオル氏の承認を得ている。問題はない」とレベコ陣営の話を突っぱねたが、このやり取りは40分ほど続いた。
40分の抗議
喧々諤々のやり取りを繰り返した両陣営は40分後レベコ陣営が規定通り青のグローブにサインしてようやく決着がついた。計量時間が迫ったため大混乱の中、前日計量が行われた。
平常心の井岡
王者の井岡一翔(26=井岡)は50.8kgのリミットで計量をパス。続いて挑戦者のレベコは1度目の計量を数グラムの超過が認められ井岡陣営が了承せず、下着を脱いで再度秤に乗り同じく50.8kgで計量を無事にパスした。
下着を脱いでパス
調印式が波乱の展開となり会見を行わなかったため計量後の囲み取材に応じた王者の井岡は「もめているのは気にならなかった。平常心でいました。やることはすべてやってきたし、明日リングで1年の締めくくる良い試合をしたいです」と短いコメントを残して会場をあとにした。
1年を良い試合で締めくくる
一方の挑戦者・レベコは囲み取材をキャンセルし「チームとしてベルトを獲りにきた」とだけ言い残しホテルをあとにした。