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27日の兵庫県・三田市総合文化センター郷の音ホールでは、「三田から世界へ」と銘打たれた大成ジム主催の興行が開催され、同ジムのWBAアジア・ミニマム級王者の加納陸(18)、服部力斗(21)がメイン、セミファイナルのリングに立った。
服部の5戦目
セミの服部は、8戦7勝(3KO)1敗のチャナサック・サックソンカーム(タイ)を相手に初の6ラウンドを戦い、フルマークの判定で無傷連勝記録を5へと伸ばした。
来年も勝ち続けたい
服部は試合後、「倒せる相手だったが体が固く自分のボクシングができなかった」と反省。それでも来年は課題をクリアし、今年のように無敗のまま勝ち進みたいと力強く抱負を語った。
亡き友と一緒に世界を目指す
続いてメインに出場したサウスポー加納は、WBO世界ミニマム級9位で68戦のキャリアを誇るピグミー・ゴーキャットジム(タイ)と対戦。世界ランカーを相手にスピードと手数で寄せ付けず完勝し、プロ3戦目での世界ランク入りを確実なものとした。
三田市初の世界チャンピオンになります!
強豪を相手にテーマとしていた「打たせずに打つボクシング」を完遂した加納だが、「まだまだ納得はできない。このあたりで満足はしていられない」と不満を漏らし、評価は50点と厳しいもの。今年2月に白血病により17歳の若さで亡くなった同門で親友の服部海斗さんの分まで強くありたいとし、「僕が勝つことで一緒にやってきた服部も強かったと思ってもらいたい。これかも二人で世界を目指す」と誓った。