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26日、神戸市中央体育館で開催された「REAL SPRITS 49」のセミファイナル51.5kg契約8回戦、日本ライトフライ級3位・スギ本健太(24=明石)対大嶽正史(36=石橋)が行われた。ここまで4連敗中の36歳の大嶽が激しい打ち合いのなか、徐々にペースを握る展開となった――。
真向勝負
序盤、ボディに的を絞って好打したスギ本だったが、真っ向から打ち合いに応じた大嶽は右フックでスギ本の左目上をカットさせるとその後もポイントを連取。劣勢のスギ本は手数を増やしたが、千載一遇のチャンスを逃したくない大嶽は最後まで主導権をわたさず勝負は判定へ。1〜4ポイント差で大嶽に軍配が上がり、敵地で殊勲の勝利となった。
念願の日本ランカーへ
36歳にして初の日本ランキング入りが濃厚となった大嶽の控室は喜びで溢れかえった。「映像は観ていなかったが、トレーナーの指示通りに動けた。右ストレートに手応えを感じた」と返り血を浴びながら満面の笑みを浮かべた。32戦目でのランカーとなるが「気持ちが折れそうになったこともあったが、生まれてきた子どものため、いつも応援してくれる人のために諦めない気持ちを見せたかった」と勝利の味を噛みしめた。
デビュー戦の相手だったという牧島洋介氏が京都から駆け付け声援を受けた大嶽は「タイトルに挑戦したい。この年でも、まだやれるところをみせたい」と目を輝かせた。
デビュー戦の相手だったという牧島洋介氏が京都から駆け付け声援を受けた大嶽は「タイトルに挑戦したい。この年でも、まだやれるところをみせたい」と目を輝かせた。
応援に駆け付けた牧島氏と