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[WBC総会]2015.11.5

2階級で王座決定トーナメント

 WBCの第53回年次総会は1日から中国の昆明で始まったが、4日の会議では17階級の指名防衛戦などが話し合われた。フロイド・メイウェザー(38=米)の返上で空位になったウェルターとスーパーウェルター級では王座決定トーナメントが行われることになった。
日本からは山中慎介も出席
 総会のなかで最重要視されるランキング会議では各クラスの指名挑戦者の確認や防衛期限なども決められるため、ビジネス上の駆け引きが繰り広げられる。今回の注目はメイウェザーが王座を返上したウェルター級とスーパーウェルター級だったが、この2階級はトーナメントで新王者を決定する方針が打ち出された。ただし、エントリー選手や日程などは未定で、今後の動向が注目される。
ヘビー級は王者のデオンタイ・ワイルダー(米)が来年1月16日に3度目の防衛戦を計画しているため、指名挑戦者アレクサンデル・ポベトキン(露)との対戦は4月か5月になる見通しとなった。ライト級は王者のホルヘ・リナレス(帝拳)に対しデジャン・ズラツカニン(モンテネグロ)が指名挑戦者であることが確認された。スーパーバンタム級はレオ・サンタ・クルス(メキシコ/米)が王座を返上したため暫定王者だったフリオ・セハ(メキシコ)が正王者に昇格。これに対する指名挑戦者決定戦として、1位のクー・シャオジュン(中国)対4位アレクシス・カボレ(ブルキナファソ)、そして2位レイ・バルガス(メキシコ)対前WBO王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)の勝者同士が拳を合わせるという案が出たが、これらが実現するかどうかは不透明といえる。セハは暫定王座決定戦で戦ったウーゴ・ルイス(メキシコ)との再戦後に、指名防衛戦を行うことになりそうだ。また、バンタム級V9王者の山中慎介(帝拳)に対しては、1位のスリヤン・ソールンビサイ(タイ)対アンセルモ・モレノ(パナマ)の試合が指名挑戦者決定戦になるとした。
開会式は華やかなに行われた

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