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30日に後楽園ホールで開催される「ダイナミックグローブ」のメインイベント、日本Sバンタム級タイトルマッチに出場する小國以載(27=角海老宝石)対同級6位源大輝(24=ワタナベ)の前日計量が29日、都内のJBC事務局で行われた。
とにかくパンチをもらわずに
今回が2度目の防衛戦となる小國はリミットちょうどの55.3kgでパス。相手の源を見た印象を「大きいですね。明日はもっと大きくなるでしょう。明日は一発で試合をひっくり返される可能性があるので、とにかくパンチをもらわずポイントを取りに行きたい」と源のパンチ力を警戒した。前回、引き分けでの防衛だったが、「古橋選手も強かったですからね。明日はもう開き直って戦いますよ」と笑顔で語った。
明日に集中!
キャリアで唯一の敗戦となった和氣慎吾(28=古口)は次戦での世界挑戦が濃厚だが、「(和氣さんの)背中が遠すぎて今は姿も見えない。明日、勝って少しでも差を詰めることができたら」としたが、「今はとにかく明日の試合に向けて全力で戦います」と明日の試合に集中した。
源はやや緊張
一方、これがタイトル初挑戦になる源は、2ヶ月かけて約11kgの減量に成功。こちらもSバンタム級リミットちょうどの55.3kgで一発クリアした。「やはりタイトル戦は雰囲気が違いますね」とやや緊張の面持ちだったが、「ここのところ、ワタナベジムはタイトル戦で連敗しているので、自分がストップしたい。明日は一発でベルトを獲ります」と力強く宣言。「チャンピオンはディフェンスが上手いのでなかなかパンチは当たらないと思うが、とにかく焦らないこと」と平常心で強打を打ち込み、自身10度目のKO勝利とともにベルトをもぎ取りに行くつもりだ。
アマ出身のテクニシャンとプロ叩き上げの強打者による対照的な両者の対戦は明日、ゴングが打ち鳴らされる。
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