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9月27日(日)に大阪府立体育会館でIBF世界ミニマム級タイトルマッチに臨む王者・高山勝成(32=仲里)と挑戦者の同級10位・原隆二(25=大橋)の発表会見が10日、都内で開かれた。
顔を揃えた両陣営
昨年12月に日本同級王者の大平剛(花形)と空位のIBF・WBO世界ミニマム級王座決定戦を争い、4団体制覇をはたした高山は、その後WBOを返上し、4月にファーラン・サックリーンJr(タイ)を退け初防衛に成功。早くからV2戦に向け動き出したが、挑戦者探しに難航していた。正式に合意したのは試合1ヶ月前の先月28日だった。
試合が楽しみと王者・高山
14年5月の小野心(ワタナベ)、12月の大平と、日本人選手との世界戦が続く高山は、原について「いつか戦うと感じていた。とても嬉しくワクワクしている。打ち合っても離れても強いオールマイティな選手」と評価。続けて「最後まで諦めずに向かってくるはず。試合は総力戦になると思う」と激戦を予想し、その上で「すべてにおいて自分が上回れば勝てる。IBFは5年近く狙い続けた王座。このベルトは高山のもの」とIBF王座に執着心を示した。
客観的に見える弱点を修正したいと中出トレーナー
高山陣営の中出博啓トレーナーも「国内選手との戦いはハートの強さを感じる。大橋会長のことだからこちらの弱点は10個ぐらい見つけているはず。一切の慢心をなくし、ベストコンディションで臨みたい」と話し、挑戦者陣営に厳しい視線を向けていた。
映像を見る度に王者の強さを実感する
一方、大橋秀行会長は開口一番、「日本人初の4団体を制した高山選手は、この階級では最強の王者。弱点は見当たらない。たぶん(原は)勝てないと思います。倒されずに判定まで持ち込めれば上出来」と自虐的な発言。これに原も「前回の会見では技術で自分が上回っていると言ったが、あれは調子にのってしまった。すべてにおいて高山さんが上。胸を借りるつもりで挑みます。勝つ自信?微妙ですね。一生懸命がんばるだけ」と追随した。
ガッチリ握手
弱気なコメントに終始した挑戦者陣営だが、会見後の中出トレーナーは「こりゃ相当に研究されているな。20個ぐらいは弱点が見つかったかな」と話し、その手はくわないと最大限に警戒。原の状態は良いと見た。