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前OPBF東洋太平洋Sフライ級王者・松本亮(21=大橋)が20日、後楽園ホールで行われた「フェニックスバトル」の前座に出場。相手は、2014年に来日経験のあるWBC世界バンタム級10位・ルイス・メイ(32=メキシコ)で、ここまで順調にキャリアを重ねてきた松本にとっては、タフな世界ランカーを迎えての一戦。ファンに世界をアピールする試合はできるのか、視線が注がれた。
右手は動かせるのだが
試合は松本がジャブを突きながら、中に入りたいメイの出鼻を挫きペースを握る。2回になると踏み込みを鋭くしたメイに右アッパー、打ちおろしの右ストレートで対抗。3回にはボディにもパンチを入れ、一方的な展開となった。豪快に倒す姿をファンも期待したが5回、メイが放った右ボディを松本のブロックした肘が入り負傷。右手首を骨折したメイは戦意喪失してしまい、レフェリーにカウントアウトされた。
世界挑戦はバンタム級を希望
控室に戻ってきた松本は「後半、もっと試したいことがあったのに」と不完全燃焼に終わったことを悔やんだ。「テーマに掲げていたジャブも良く出て、4回には右ストレートも当たり、効いているのがわかった」と手応えを感じただけに、「今日は特に調子が良かったので、もっと良いところを見せられるはずだったのですが…」と唇を噛んだ。世界戦については「いつでも挑戦したいが、できればバンタム級で挑戦したい」と希望した。
不運なメイ
一方、試合後に包帯で応急処置したメイは「(松本は)パンチが強かった。明るい未来が待っているだろう」と手短にコメントした。