試合日程 | 試合結果 | 動画ニュース | ランキング | 選手検索 |
元世界2階級制覇王者で、現在はWBOライトフライ級3位の八重樫東(32=大橋)の再起2戦目が20日、後楽園ホール「フェニックスバトル」セミファイナルで行われた。2013年1月以来の聖地・後楽園ホールのリングに登場し、観客の大声援で迎えられた八重樫。サイド・サイド(インドネシア)を相手に、3階級制覇を目指す上で結果はもちろんのこと、内容も問われる一戦となったが、はたして…。
お父ちゃん頑張れ
試合は、初回から八重樫がプレスをかけてペースを掴み、格の違いを見せる。テンポの良いボディへの攻撃でサイドを下がらせるとKOは時間の問題となる。そして3回、八重樫の右クロスが直撃するとサイドは豪快にダウン。起き上がろうとするも体が言うことを効かず10カウントが数え上げられた。
力の差にガッカリ
「練習してきたことを出す前に終わってしまった」と相手との力量差に物足りなさを感じたという八重樫。「足も止まってしまったし、良かったのは最後に無意識に出た右ストレートぐらい」と反省の弁が口をついた。久しぶりの後楽園ホールでの試合だったが、「大きな会場と違い、子供の応援する声が良く聞こえ耳に入ってきてしまった。集中しないといけないのですが」とここは苦笑。世界戦については「チャンスがある階級なら誰とでもやりたい」と決意を口にした。笑顔の少なかった八重樫だが、「若い選手がどんどん出てきたが、30オーバーのベテラン選手もやりようによっては、まだまだ活躍できるところを見せたい」と第一線で活躍することをアピールした。
ワンサイドにされたサイド
一方、敗れたサイドは「八重樫は勢いがあって強かった。最後の右クロスは見えなかった」と強さに脱帽。「また世界王者に返り咲くだろう」と太鼓判を押した。