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ラスベガスのスポーツ・イベントを管理するネバダ州アスレチック・コミッション(NASC)は13日、5月1日に粟生隆寛(31=帝拳)とのWBO世界ライト級王座決定戦で2回TKO勝ちしたレイムンド・ベルトラン(34=メキシコ)に対し、ドーピング違反があったとして9ヵ月の出場停止処分を科した。
レイムンド・ベルトラン
ベルトランは粟生戦では2回TKO勝ちを収めたが、試合前日の計量で規定体重をつくれず、その時点で戴冠の資格を失っていた。加えて試合後のドーピング検査では筋肉増強剤の陽性反応が出た。
こうしたなかNASCはベルトランに9ヵ月の出場停止処分を科し、
8万5000ドル(約1054万円)の報酬の三分の一に相当する2万5500ドル(約316万円)の罰金を徴収することを決めた。さらにライセンス再交付の際には薬物検査が課されることにもなった。なお、これを受けベルトラン対粟生の結果は無効試合に変更されることになった。
このほかNASCは3月のエイドリアン・ブローナー(米)戦でドーピング違反のジョン・モリナ(米)に7ヵ月の出場停止と9万ドル(約1116万円)の罰金を科した。さらに6月の試合でドーピング違反のあったシェーン・モズリー・ジュニア(米)にも7ヵ月のサスペンドと6250ドル(約78万円)の罰金を科した。