世界チャンピオン会発足!

　19日に行われた"ボクシングの日"ファン感謝イベントでは、"世界チャンピオン会"発足式が行われ、38名の元・現役世界王者がリングアナのコールでリングイン。王者達の姿にホールは大歓声に包まれた。

　38名の世界王者が上がったリングはまさに壮観!ボクシングファンには、世界王者達の数々の激戦、熱戦が甦ったのかもしれない。
　今回のイベントでは、公式試合として新人王予選とヘビー級4回戦も行われ、ヘビー級ではパワフルなパンチの応酬に会場からどよめきが上がっていた。

　閉会式では、日本プロボクシング協会・大橋秀行協会長がマイクを握り「日本ボクシング界を代表してお礼申し上げます。始まりは、58年前にレールを敷いてくれた白井義男さんのお陰です。そして、このレールを造ったのは私達世界王者だけではありません。日本王者、東洋王者、日本ランカー、A級ボクサー、6回戦、4回戦全てのボクサーが敷いたレール。そして、原動力となったのはボクシングを応援してくれるファンの皆様の声援です。私達は未来に向け、このレールを敷いて行きます」と述べ、ファンへの感謝とボクシング界の発展を誓った。

　故・白井義男氏が58年前に起こした奇跡が日本に本格的なボクシングの産声を上げ、2010年となった今、日本ボクシング界は5月19日"ボクシングの日"を新たなスタートの日に選んだ。

世界チャンピオン会参加者(順不同、敬称略)
藤猛、小熊正二、上原康恒、具志堅用高、ガッツ石松、小林弘、六車卓也、畑中清詞、平仲明信、飯田覚士、畑山隆則、徳山昌守、戸高秀樹、星野敬太郎、坂田健史、粟生隆弘、富樫直美、小関桃

中島成雄、渡嘉敷勝男、浜田剛史、井岡弘樹、大橋秀行、薬師寺保栄、小林光二、川島郭志、竹原慎二、山口圭司、セレス小林、佐藤修、内藤大助、川嶋勝重、ホルヘ・リナレス、亀田興毅、内山高志、亀田大毅、小堀佑介、多田悦子