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5月6日(水)、東京・大田区総合体育館で10度目の防衛戦に臨むWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志(35=ワタナベ)が26日、所属ジムで練習を公開。9戦全勝(4KO)のサウスポー、前OPBF東洋太平洋同級王者でWBA7位のジョムトーン・チューワッタナ(25=タイ)を迎えるにあたり、今月移籍してきた元日本&OPBFライト級王者の荒川仁人(33)をパートナーにサウスポー対策を図り、万全の調整を続けていた。
いつも通りに気負いなし
練習前に会見を開いた内山は、前回の防衛から4ヶ月、体力を落とすことなく試合に臨めると話し、V10戦も「チャンピオンになって5年、ここまでやってこれるとは思わなかった。数字の区切りはいい」としつつ、「いつもの試合と変わらない」と言い切った。
荒川を相手に2Rのスパー
ボクシングとムエタイを両立させる挑戦者について、「相手の長所を潰すのが上手い選手。これまでの挑戦者とはタイミングや体の使い方が違う。自分のストレートがどの距離で当たるかにもよるが、そう上手くは行かないと思う」と警戒。その上でこれまでのキャリア、そして35歳でなおも充実する気力、体力に絶対の自信を示した。
対策は万全と佐々木トレーナー
佐々木修平トレーナーも同様の考えで、「ジョムトーンは打撃のセンスがあって距離の取り方が上手い。どちらの間合いが勝るか、ひとつのポイントでしょう。当てずらいイメージを持って練習をしていますよ。ただ引き出しの数が違う。不用意な一発に注意し、いつもの内山さんのスタイルが出せれば問題ない」と話した。
刺激を受けていると荒川
この日の練習でもスパーリングパートナーを務めた荒川は、内山の強さを改めて実感すると話した。「サウスポー相手に詰め方が上手く、打ち込むことにも躊躇がない。ジャブもいろんな角度をつけ、タイミングを変えて打ってくる。あれを即座に考えてやってきますからね、やっぱりキャリアが違いますね。ジョムトーンも打たれ強さはありますが、内山さんのパンチを受けたときはどうなるか。12ラウンドを通して戦うことを考えれば、間違いなく内山さんでしょう」。
今は試合に集中!
スーパー王者に認定後、初の防衛戦となることに関し、内山は「意識はしていないが、スーパーと付くからには凄いと思われるでしょうね。それを裏切らないパフォーマンスを見せたい」と意気込んだ。また、1週間後の「メイウェザーvsパッキャオ」世紀の一戦も楽しみにしていると話し、あの舞台に立ちたいと夢を膨らませた。