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昨年11月の移籍第2戦から1ヶ月と短いスパンで3戦目を迎え、ダウンを奪うも僅差判定で星を落とした元日本ライト級王者の近藤明広(29=一力)が、再起をかけて16日の後楽園ホールのリングに上がった。迎えるは、前戦で日本ランカーの小竹雅元(三迫)と引き分けた比国の強豪サウスポー、OPBF東洋太平洋スーパーライト級7位のジムレックス・ハカ(31)。KO続きのこの日、メインを飾った近藤は、階級上のハカの猛打に耐えながら左ボディを好打させ、反撃のチャンスをうかがった。
近藤の猛攻でストップ
近藤のボディブローで早くも息が上がったハカは、3回以降は圧力が弱まり、4回はダメージ回復に努めた。すると近藤がこれを見逃さず、左右のフックを振るい前に出る。ハカは堪らずにロープまで下がり、左ボディから返しの右フックでキャンバスに腰を落とした。すぐに立ち上がり序盤の猛打を振るったが、近藤も下がらずに応戦。コンビネーションで畳み掛け、レフェリーストップを呼び込んだ。
次戦は興味深いカードだ
メインをしっかりと締めた近藤は、「まだまだ課題はある」としたものの、かつての躍動感のある動きを取り戻しつつあるようで、久しぶりに安堵の笑みがこぼれた。今後狙うは日本王座への返り咲き。来月30日に組まれている1位・徳永幸大(Woz)対2位・杉崎由夜(角海老宝石)の決定戦を注目していると話し、その上で一刻も早くのランクインを目指す。今日の勝利でひとまずOPBF入りは約束されたが、日本ライト級に照準を絞る近藤には早くも1ヶ月後の試合が決定。相手はライト級の日本ランカーを予定している。近藤はこの短い試合間隔にも「減量が楽になる」と一言。すべてを失くし、一度は引退を決意した男に自信が戻ったようだ。
もう一花咲かせましょう