4/4に石本が再起

　昨年12月、日本スーパーバンタム級王座決定戦で小國以載(角海老宝石)に僅差の判定で敗れた元WBOインター同級王者の石本康隆(33=帝拳)が、4月4日(土)に後楽園ホールで開催される第536回ダイナミックグローブのリングで再起することが分かった。対戦相手は、20戦12勝(7KO)5敗3分の宇津見義広(30=ヨネクラ)。

　敗戦で「やりきれない想い」を抱えたという石本だが、再起に向けて早くから準備を進めていたと言う。「口惜しさを晴らす機会を与えてくれたジムに感謝しています。しかもKO率の高い宇津見選手が相手。無名の外国人選手とやるよりも楽しみです」。

　スーパーバンタム級は、前日本王者の大竹秀典(33=金子)も5月に再起することが決まり、これでようやく役者が揃った感がある。石本も「この階級が盛り上がるような、タイトルに向けてアピールする試合にしたい」と話し、続けて「後がないことは自覚しています。これからの一戦一戦は最後のつもりで臨みます」とキャリア32戦、ベテランの覚悟を口にした。