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今月27日(金)に東京・後楽園ホールで5度目の防衛戦に臨むOPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の和氣慎吾(27=古口)が1日、報道陣を集め都内のジムで公開練習を開いた。
会見には金平会長も同席
今回の挑戦者、本来は12月に予定されていた同級13位のジミー・パイパ(21=比)。スタイルは和氣と同じサウスポーで、昨年5月に溜田剛士(ヨネクラ)とフェザー級8回戦を戦い、3回負傷ドローと実力を見せぬまま終わっている。戦績は19戦16勝(6KO)2敗1分。
笑顔の和氣
報道陣の多さに驚いた和氣だが、ようやく決まった防衛戦に笑顔をこぼし、会見では「OPBFのレベルじゃないと思わせたい。スピード、パワーできっちりとKOで勝って、もう世界だろうと言ってもらえる試合にする」と意気込んだ。また、今回の興行を主催する協栄ジムの金平桂一郎会長が挑戦者のメッセージを読み上げた。「和氣は良い選手だが、右でも左でも戦える自分と比べ所詮はワンスタイルのボクサー。弱点はすでに把握し倒し方も分かっている。得意のアッパーで仕留めるのに時間はかからないだろう」。
5回までに倒せと古口会長
挑戦者の強気な言葉に和氣は、「パイパは大振りだがハンドスピードもあり、スイッチもする。対策はいろいろと考えているが、そういう気持ちで向かってきてくれるのは嬉しい」とニコリ。古口哲会長も「判定はダメだぞ。5回までに倒せよ」とKO指令を出した。
右フックも強化中!
金平会長は「前哨戦を何回もするつもりはない」とプロモーターとして年内の世界戦を目指すと断言。海外戦もあるかの問いに「ここまで世界ランクが上がったからには日本開催が最善。リゴンドーがやってもいいと言うならチャンスを作る」と話し、年末に呼んだWBA・WBO統一王者のギジェルモ・リゴンドー(米/キューバ)への挑戦もプランのひとつと明かした。
同じ左でも速く上手い。勉強になると関心した高橋
練習では協栄ジムのサウスポー、高橋謙太と5ラウンドのスパーリングを披露。キレのある動きから得意の左ストレートを繰り出し、何度も高橋を追い込んでいた。続けてミットを持った古口会長は、インパクトの角度から腕の振り抜きなど和氣の生命線でもあるカウンターを入念にチェック。「良い感じできている」と対左仕様のストレート、右フックの出来に合格点を出した。