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28日、大阪市内の住吉区民センターで六島ジムの興行が開催されメインイベントでは日本スーパーウェルター級タイトルマッチが行われた。4年ぶりに王座に返り咲いた王者・野中悠樹(37=渥美)が過去4度このタイトルを防衛した経験を持つ同級1位のチャーリー太田(33=八王子中屋)の挑戦を受けた。
左:チャーリー 右:野中
来年の日本重量級の行方を占う意味でも重要な戦いとなったこの試合。序盤、ヒット&アウェイでコツコツあてる王者 野中に対し、挑戦者のチャーリーは野中の打ち終わりに右を合わせる展開。中盤、チャーリーが追い足を強め打ち合いになる展開となるが、野中はここから足を早め乱打戦をすり抜ける。終始、ヒット&アウェイを徹底した野中がスピリットの判定ながら初防衛に成功する。
初防衛に成功した野中
大勢の支援者や後援会関係者と記念撮影に応じた野中は試合後30分ほどして報道陣の取材に応じ「足を使う作戦でした。チャーリー選手の良さを殺して戦えたことが勝因だと思います。5Rくらいで1回心が折れそうになりましたけど、最後まで足を使えて良かったです」と試合を振り返り「やはりチャーリー選手は世界レベル、その世界レベルの選手に勝てたことが収穫でした。来年は世界戦ができるように頑張ります」と来年に向けて抱負を語り喜びの会見を終えた。
チャーリー太田(33)
一方、悔しい敗戦となったチャーリーは控え室に戻ると「見ていた観客に聞いてほしい、アウェイなので倒さないと勝てないと思ってはいたけど、判定には納得がいかない」と不満を口にし「2Rに少しチャンスがあったけど上手く交わされた」と悔しさを滲ませて会場を後にした。