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後楽園ホールで15日、東洋太平洋フェザー級タイトル戦が行われた。チャンピオンの天笠尚(山上)は、昨年10月14日に当時の王者、李冽理(横浜光)から王座を奪って以来三度目の防衛戦。この日は、竹中良(三迫)を挑戦者に迎えた。
ボクシング最高!
立ち上がりから距離を詰め、ボディを軸に王者を攻める竹中に対し、天笠はガードを固め応戦。4R終了時の途中採点は2-0で竹中。6Rには激しい打撃戦となるも、8R終了時の途中採点では、優勢に試合を進めた竹中をジャッジ3者が支持した。終盤に入ってもリズムを崩さない竹中は、さらに王者を追い込む。11R、天笠も意地を見せ竹中に有効打を浴びせるも、竹中も反撃に出る。最終ラウンドも挑戦者らしく前に出る竹中だったが、打ち終わりに天笠の左フックでダウン。立ち上がる竹中だったが、天笠の連打で再びダウンするとレフェリーが試合を止めた。
竹中の様々なボディに脱帽
大逆転での防衛成功を果たした天笠は「距離を取られたら追う練習もしていたぐらいで、接近戦で来るのは想定外でした。ボディが効いてしまい、途中で戦い方に迷ってしまった。後半、挽回するには倒すしかないと言われ、9、10、11ラウンドは倒すことしか考えていなかった。チャンピオンで居られるのも後3分と思ったが、打ち合いに来てくれて助かった。足を使われたら勝てなかった。勝ってもスッキリしないが、久々に楽しかった試合でした」と試合を振り返った。
男気溢れるファイト
まさに後一歩、タイトルに及ばなかった竹中は「王者は強かったです。手数で当たっていたのでいけると思ったが、11Rで効いてしまい自分を奮い立たせようと前に出た。最後に集中力が切れてしまいました」と表情なく話し会見は終わった。
正々堂々