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現在、空位のWBO女子世界ミニフライ級王座を懸けて20日、大阪・アゼリア大正ホールで池原シーサー久美子(29=フュチュール)とグレッチェン・アバニエル(28=比)が激突した。5勝(3KO)1敗1分と8戦目でのチャンスを手にした池原に対し、アバニエルは20戦15勝(6KO)5敗と池原の倍以上のキャリアを持つ難敵。直近の6試合では、昨年11月にWBA女子世界ライトミニマム級王者の宮尾綾香(大橋)に敗れたものの、ほかは5勝4KOと着実に力をつけている。
採点表
先手を取りに出た池原に対し、アバニエルは打ち終わりに回転の速い左右フックを立ち上がり。池原も回転では負けず、2ラウンド終盤には連打を浴びせ主導権を握る。アバニエルも時折カウンターを決めたが池原を崩せず、判定は最大6ポイント差をつけた池原が新チャンピオンに輝き、現役女子8人目の世界王者となった。
満面の笑顔の池原
控え室に戻った池原は、ピンクのベルトを手にし「獲れて本当に良かったです。今までもマスク被って入場したりして注目を浴びたかったんですけど、全然ダメで…。やっぱりチャンピオンにならなきゃと思っていました」と喜びを爆発。試合内容については「アバニエル選手がタフで、倒しに行って力んでしまいました。反省ですね。これからも練習頑張りますので応援よろしくお願いします」とし、まだまだ残る課題に取り組む姿勢を見せた。
アバニエルも晴れやかな顔
一方、善戦及ばずチャンスを逃したアバニエルだったが、試合後は「もっと競っている内容かと思ったが残念。でもグッドファイトだった」と笑顔を見せ、「また挑戦できれば今度こそベルトを掴み取りたい」と意欲を示した。