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20日、大阪・アゼリア大正ホールでWBO女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦が開催された。45歳の最年長王者、池山直(フュチュール)の初防衛戦に挑むのは、これが3度目の世界挑戦となる36歳の秋田屋まさえ(ワイルドビート)。「負けた時点で引退」と進退を断ち切る池山と3度目の正直を狙う秋田屋。はたして、どちらの思いが勝ったのか…。
採点表
初回、ジャブから右ストレート上下に打ち分け、なかなかの動きを見せていた秋田屋だったが2ラウンド開始早々、池山の右フックがカウンターとなりダウン。ここはしのいでみせた秋田屋は、粘り強くジャブを放つと終盤は王者と激しく打ち合いポイントを挽回したが、やはりダウンが響き判定負け。池山が国内最年長での初防衛を成功させた。
ベルトが遠い秋田屋
敗れた秋田屋は、2ラウンドのダウンについて「やっちゃいました」と第一声。さらに「動きが固かった。ダウンさえなければ勝てたように思ったけど…、あのパンチは見えなかった」と試合を振り返り、「次のことは考えられない」とショックを隠しきれない様子だった。
次につながったと笑顔の池山
一方、45歳にして見事初防衛に成功した池山は、まず「秋田屋選手は強いし上手かった」と称え、奪ったダウンについては「右フックは自然と出ました」と笑顔を見せた。最後に池山は、「一回でも負けると次がないのでつながって良かった。ありがとうございました」と感謝した。