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9月5日にプロデビュー五戦目を迎える村田諒太(三迫)が26日、都内の帝拳ジムでスパーリングを公開した。
取材陣の数は世界戦クラス
特に課題を持たずにラスベガス合宿に臨んだという村田だが、世界ランキングが12位にまで上がってきたことを意識してか「観ている人に納得してもらえる試合がしたい。倒すシーンをお見せしたい」と、プロボクシングの醍醐味、KOへのこだわりを語るなど、デビュー第五戦に向けて自然と力が入った。
ミット打ちも軽快に
また、メイウェザーに代表される速いジャブでポイントを奪うボクサーともスパーリングを経験したという村田は「今主流のボクシングスタイルなので、今後はそういう選手とも試合をする可能性もある」と、徐々に意識を高めてきている。「速いジャブをよけるだけではなく、ジャブで返したりする必要もあるので、いつでも打てる体勢にいないといけないし、バランスが大事だと思った」と、実践的な練習で手応えをつかんだようだ。
右ストレートも炸裂
この日、村田のスパーリングパートナーを務めたのは、ラスベガス合宿でも60ラウンド程度村田の相手をしてきたというニューヨーク出身のライオネル・トンプソン、WBC世界ライトヘビー級25位の右ボクサー。
この日はバランスも良かった村田
スパーの後の囲み取材では「村田のパンチ力は、(セルゲイ)コバレフ(現WBO世界ライトヘビー級王者)と同じぐらいあるし、自分もスピードがある方だが、村田の方が速いね。それにスキルもトップクラスだしフィジカルも強い。が、飛び抜けてはいない。でも、彼は自分のパンチが一番強く打てる距離に入るのがとても速くて上手い。経験を積めば複数階級で世界チャンピオンになるチャンスがあるよ」と、感想を語ると 「頭を振って、ボディをもっと打てばいいんじゃないかな」とアドバイスを送った。
ライオネル・トンプソン
3ラウンドのスパーの途中、トンプソンが倒れるシーンがあったが、これにはトンプソン自身「試合ならダウンを取られただろうね。まあ、自分としてはスリップだと言いたいけどね」と笑顔で振り返った。