ボクモバニュース

試合日程

試合結果

動画ニュース

ランキング

選手検索
[香港情報]2018.1.7

香港スターがついに井上尚弥戦を望む?

 香港スポーツ史上屈指のスーパースターであり、昨年は日本の向井寛史(32=六島)や河野公平(37=ワタナベ)との激闘もくぐり抜けたレックス・ツォー(30=香港)は、WBO世界1位でありながら王者・井上尚弥(24=大橋)に挑戦を敬遠してきたが、この年始、自身をスポンサードするマスミューチュアル生命保険のイベントに参加し、井上を追って階級を上げる希望も口にした。
ロドリゲス戦の井上(左)
 これまでのレックスは、その成長度合いに合わせて慎重にマッチメークされてきた。たとえば昨年5月、井上が有明コロシアムで行った5度目の防衛戦は、WBOの指名試合だったにもかかわらず、挑んだのは2位のリカルド・ロドリゲス(メキシコ)。1位のレックスは挑戦権を保留したのだ。
左:河野 右:レックス
 しかし、レックスは決して対戦相手のハードルを上げなかったわけではない。昨年3月にはWBOアジア・パシフィック王者の向井に8回TKO勝ち。10月には7回負傷判定ながら過去に2度、WBA世界王座の奪取実績のある河野に勝利した。これらは、かつての限界を超えたパフォーマンスだったが、香港人の多くは向井戦の苦闘ぶりに不安を感じ、河野戦には、「あのまま試合が続けば河野が逆転勝ちをしていた」と判断した。そのため、プロモーターのジェイ・ラウ氏は、何より河野との再戦を最優先に動こうとしたが、「河野戦で負傷した左目の回復に時間がかかる」という担当医の見解を尊重し、レックスには6ヶ月の休養が決まった。
香港で大活躍の渡邉
 レックス人気がピークに達した中で、ジェイ氏は香港で第二、第三のレックスを育てる「ボクシング文化継続」を試みていた。その一環で日本人の渡邉卓也(28=青木)や後藤あゆみ(29=ワタナベ)も知名度を高めていたが、そのボクシング・ムーブメントは現時点で「レックス劇場」以上でも以下でもない。したがってジェイ氏は「レックスが休養している以上、今年は香港でプロボクシング興行の目処が立っていない」と頭を抱える。
井上について語るのは珍しい
 香港人たちはレックスを通じ、ボクシング知識を高め、レックスの階級には日本が世界に誇る「モンスター」こと井上がいることも学んだ。WBOにはスーパー王者のような昇格制度がない。「レックスがいつ井上に挑むのか」という興味は、一般メディアにも高まっていた。
 その流れで、今回の企業イベントでは記者から「井上選手が階級を上げることについてどう思いますか」という質問が出たという。レックスは「彼が階級を上げるなら、僕も同じことをしてぜひ戦ってみたい」と発言。これまでのタブーを解禁したその目は、回復も順調そうだった。
 
レックス人気をしかけたジェイ氏
 仮に階級を上げないとしても、レックスはランキング1位。井上が王座を返上をした場合に、王座決定戦に関われることはほぼ確実だ。日本にとっても重要なボクシングの舞台となっていた香港。その絶対的なキーマンであるレックスの動向は今年も気になる。

試合日程

試合結果

トーナメント

ランキング

選手検索

TV・ネット欄

王者一覧

タイトル戦

階級別特集

インタビュー

有料試合動画

データマニア

待受写真

全国ジム検索

注目選手

海外試合日程

海外試合結果

海外選手検索

海外注目戦

海外情報

基礎知識

ボクモバ投票

勝ちメシ

レッスン

ボクモバ占い
ボクモバトップページへ戻る