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6日(火)の後楽園ホールで開催された「角海老ボクシング」のメインイベントは元日本・OPBFライト級王者で現在は日本同級4位に位置する加藤善孝(32=角海老宝石)が出場。ライト級10回戦でフィリピン同級10位レオナルド・ドロニオ(28=比)と拳を交えた。
加藤が再起に成功した
初回、ドロニオが力強い左右フックを上下に決めて会場をどよめかせたが、次のラウンドから加藤はジリジリと距離を詰め右を好打し左目下を切り裂いた。ペースを握った加藤はさらに圧力をかけてワンツーをヒット。しかし、続く回になるとドロニオの右アッパーを浴びて腰を落としてしまった。中盤は加藤が左フックをヒットさせ攻勢を仕掛けたが、ドロニオも鋭いパンチを返しスリリングな展開に。終盤は両者とも一歩もひかない迫力の打撃戦となったが、その中でも加藤がワンツーを決め攻勢となった。ジャッジに委ねられた採点は割れたが2者が加藤を支持した。
まだ終わっていないとアピールしたい
2年ぶりの勝利となった加藤は「フィリピン人はパンチが強いですね。相手を観ている時間が長かった。もっと攻めていける場面もあったが…、ピリッとしなかったですね」と苦戦を演じたことで苦笑いを浮かべた。「練習でやってきたことをしっかり出せるようにしていきたい」と語った加藤は「来年はタイトル戦をやりたい。今まで獲っていないタイトルだし、獲れば世界ランキングにも入れる可能性が高いのでWBOアジアパシフィック王座を狙いたい」と主戦場としているライト級で新たなベルトを目指すとコメントした。
採点表