24日は石本が店長

　ボクサーのマストアイテムとして絶大な人気を誇る関西発のボクシング・ブランド「rsc(リング・サイド・クリエイティブ)」が東京に初進出し、21日から25日に渋谷でデモショップをオープン。23日には日本ライト級11位の土屋修平(28=角海老宝石)が、24日には元WBOインターナショナル・スーパーバンタム級王者の石本康隆(33=帝拳)が1日店長を務め、イベントの盛り上げに一役買った。

　24日は休日とあって和氣慎吾(27=古口)、清田祐三(31=フラッシュ赤羽)のOPBF王者、日本・OPBFランカーの渡邉卓也(26=青木)らが来店し、賑わいを見せていた。なかでも、普段からRSCのTシャツを愛用する清田は、7月7日の防衛戦に向け新作のトレーニングウェア上下とキャップを購入。これを着て練習に励みたいと喜んだ。

　1日店長を務めた石本は、3年前から試合毎にトランクスを発注するほどの「rsc」マニア。「rscは普段でも着られるTシャツなど、常にシンプルでカッコいい。僕がボクシングで活躍することによって、rscの価値を高められたら嬉しい」と話した。また、8月7日に古橋岳也(川崎新田)とのランカー対決を予定し、前回の噛み合いに欠けた宇津見義広(ヨネクラ)戦の汚名返上、2試合分の良いファイトを見せたいと燃えた。

　rscは「ボクサーをよりカッコ良く」をコンセプトに、現役時代はグリーンツダジムのA級ボクサーだった金岡弘樹氏が2007年に創設したブランドで、今年4月からはボクシング・フリーペーパー「PRAY」を発行していた株式会社Dream Packers代表の赤井祥彦氏とタッグを組み、新たに株式会社rscproductsとして設立された。今回は東京進出の一環として5日間限定のショップを開いたが、金岡氏は手応えを十分に掴んだ様子で「将来的には大阪・心斎橋店に続く2号店を東京に開き、ボクシングを盛り上げていきたい」と意気込み、赤井氏も「後楽園ホールでボクサーによるファッションショーをやりたい」と夢を膨らませていた。