興毅の米国デビューが決定

　現在、日本ボクシングコミッションによりライセンスが更新されず、日本での試合が出来いない状況にある世界3階級制覇王者の亀田興毅(27)が、11月1日(日本時間2日)に米国・シカゴで行われる亀田家の三男でWBO世界バンタム級王者、亀田和毅(23)の3度目の防衛戦の前座に出場することが23日、正式に発表された。

　今回、図らずも米国進出をはたす形となった興毅は、ファンに向け「一年ぶりの試合が決まって嬉しく思い、関係者に感謝いたします。とにかく今は『亀田興毅』が帰ってきた感じですかね。今回のアメリカ進出が『亀田興毅』の最終章の始まりであり、階級を落としての試合となるので、自分の中では新たなデビュー戦と位置づけています。アメリカのボクシングファンに『KAMEDA』をアピールし、強烈なインパクトを残してやろうと思います」とコメントを伝えた。

　対戦相手は、オマール・サラド(34=メキシコ)と日本では無名選手だが、これまで3度の世界挑戦経験を持つ元WBAフェデラテン・スーパーフライ級王者で、戦績は35戦24勝(15KO)8敗2分。昨年11月に韓国で行われたWBA世界バンタム級王座以来、約1年ぶりにリングに立つ興毅が、どんなパフォーマンスを見せるのか注目だ。