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[一夜明け会見]2014.10.23

山中、目指すは統一戦

 昨日、東京・代々木第2体育館で指名挑戦者のスリヤン・ソー・ルンビンサイ(タイ)を最大6ポイント差の判定3-0で下し、7度目の防衛に成功したWBC世界バンタム級王者の山中慎介(32=帝拳)が、都内の所属ジムで一夜明け会見を開いた。試合後のテレビ番組出演で3時間ほどしか眠れなかったと話した山中だが、「判定にはなったが、朝起きたら気分は良かった」と笑顔を見せた。
浜田代表、大和トレーナーとも内容を評価
 「上手い選手と戦い良い経験ができた。ここからまた成長し、今後の試合に活かせる」とあらためて試合を振り返り、最後まで耐え抜いたスリヤンについては「相手は良く研究していた。アゴの守りが固く、頭ばかりを叩いてしまい拳を少し痛めた」と赤く腫れた拳を見せたが、幸い骨に異常はないとのこと。帝拳ジムの浜田剛史代表も「相手の気迫に素晴らしいものがあった」と挑戦者を評価し、その相手をKO寸前までに追い込んだ山中を称えた。
痛めた左拳
 惜しくも連続KO防衛記録は「5」でストップしたが、山中は「ファンの期待には応えられなかったが、数字は全く気にしていない」と意に介さず。それよりも「序盤の劣勢を跳ね返し、ダウンを3回取れたことが自信になった。特に9Rに奪ったダウンは練習していた右のアッパー。あれをもっと打てなきゃダメですね」と新たな課題を見つけた。
今日の新聞でV7を型取った
 今後について浜田代表は「やはり統一戦ですね。IBFは今月に王座決定戦が予定され、それ以外の団体についても可能性はある。ファンが望むカードを実現させたい」と語り、山中自身も「防衛回数にこだわりはない。統一戦は興味があるし、モチベーションも上がる。決まれば最高ですね。バンタム級は良いチャンピオンが多いので、誰とでもやります」と希望した。
統一戦ができれば最高!
 また、ゴールデンタイムに生中継した日本テレビが視聴率を発表。関東地区で平均11.8%、最高は最終12Rで15.7%の数字となった。
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