大塚隆太がツニャカオと対戦

　9月16日(火)に後楽園ホールで開催される「井岡一翔&宮崎亮 世界前哨戦」のセミで、日本スーパーフライ級6位の大塚隆太(28=18鴻巣)が元WBC世界バンタム級王者で現WBA世界同級14位のマルコム・ツニャカオ(35=真正)と対戦することが分かった。

　大塚は昨年11月に神戸で当時の日本スーパーフライ級王者、帝里木下(千里馬神戸)に挑むも偶然のバッティングで帝里が負傷し、5回負傷判定負けで涙を飲んだ。しかし、今年5月の再起戦では、藤原陽介(ドリーム)を相手にダウンを奪い5回TKO勝ちで復活。今回のツニャカオ戦は、22戦のキャリアの中で最強の相手となるが、世界ランク入りのチャンスだけに大塚のモチベーションも高い。戦績は22戦14勝(4KO)6敗2分。

　対するツニャカオは、昨年4月にWBC世界バンタム級王者の山中慎介(帝拳)に挑むも12回TKOで敗退したが、9月に再起後は外国人選手を相手に2連勝と、元世界王者の実力を発揮。前戦からウェイトを下げ、現在はWBC世界スーパーフライ級5位にもランク。世界2階級制覇を狙う位置につけ、大塚戦の内容次第では帝拳ジムがプロモートする29戦全勝(24KO)のWBC世界同級王者カルロス・クアドラス(25=メキシコ)への挑戦に期待がかかる。ツニャカオの戦績は40戦34勝(20KO)3敗3分。